今回は車のタイヤ（ホイール）を止めている国産車（日本車）ホイールナットの違いについてお話しします。
先日、タイヤ交換に来た車両のお話しですが・・・タイヤを交換する為 車両からホイールを外した際に違和感があり 確認したところ「ホイールナットが違う！」と気づきました。（今回の前に車両の持ち主が自分で交換したのか？どこかのショップや整備工場でしたかは不明）
国産車でも色々ホイールナットが違っており、自動車メーカー（トヨタ、日産など）や装着してるホイールによってナットの種類が違ったり本数が違ったりします。今回はトヨタ車にトヨタ純正アルミホイールが装着してある車両だったんですが、なんと！社外ホイール用ナットで取り付けてありました・・・（よく走行中に外れないでよかった 汗）
何か問題でも⁈ と思いますが
下の画像で比べると一目瞭然ですが、形状もホイールを留めてる位置も違います。
↑左がトヨタ純正アルミホイール用ナットになります。赤丸〇で囲ってる部（平座面）でホイールを留めてます。社外用ナットは黄色線部の斜めになってる部（テーパー）でホイールを留めます。どちらもホイールのネジ穴部が平面か斜面かによってナットを変えないといけません。
↑画像はトヨタ純正アルミホイールの取付穴部になります。取付穴部が平面です。このタイプのホイールにテーパーになっている社外ナットで留めると、平面の角部だけが当たって 面で押さえではなく線で押さえる形になります。当然ホイールとナットが密着部の面積が違う為緩み易くなり、最悪の場合 走行中にタイヤ（ホイール）が外れて事故につながる可能性があります。泣
↑画像は純正アルミホイールや社外のアルミホイールでよく見る、取付穴部が斜面になってるタイプ
この様な特殊な形のナットを採用しているのはトヨタ車だけに限りません。日産車や三菱車など色々なメーカーでも採用されています。とくに分かり難いのがホンダ純正ナットです。ホンダ純正ナットは一見普通のテーパーナットに見えますが、よく見るとテーパー部が曲面してます。
これもホンダ純正ホイール（アルミ、鉄含む）のネジ穴部がナットと密着する様に曲面になっている為、通常のテーパーナットで留めると緩み易くなります。ご注意ください！
あと、パンクしてスペアタイヤにご自身で交換して来る方で、ナットを表裏を逆に取り付けて来る方を時々見かけます・・・
これも緩んで外れる可能性が大きい為、ナットを取り付ける向きに注意して取り付けてください。外してしまって分からなくなった場合は、外して無い他の場所のタイヤ（ホイール）を確認してください。
矢印方向がホイールと密着する側ですよ～ ↓
ニュースなどでタイヤが外れて事故になった記事をみかけますが、皆さんも加害者にも被害者にもなりませんように！
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